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第1章 10 『アムル』の村での贖罪

last update Terakhir Diperbarui: 2025-07-06 12:46:15

 私の言葉にその場が一瞬で静まり返った。

『アムル』の村人たちは明らかに不審な目を私に向けてくるし、『エデル』の兵士たちは唖然とした表情を浮かべている。

「クラウディア様……贖罪って……」

背後に立っているリーシャが怯えた様子で私に声をかけてきたその時。

「へ~面白いじゃないか、姫さん。一体俺たちにどんな贖罪をしてくれるって言うんだい?」

回帰前には見たことが無い、黒髪に青みがかかった青年が前に進み出てきた。

「スヴェン」

この村の長老と思しき女性が青年に声をかける。

「本当に贖罪の為にこの村に立ち寄ったって言うなら、俺たちにそれなりのことをしてくれるんだろうな?まさか姫さんともあろうものが、ただ謝罪する為に立ち寄ったなんて、ふざけたことは当然言わないよなぁ?」

スヴェンと呼ばれた若者が挑発するような目で私を見た。

「ええ、勿論です。謝罪の言葉だけではお腹は満たされませんから」

「え……?」

スヴェンの目に戸惑いの色が浮かぶ。

「それでは村の皆さん。今からあの馬車の荷物を下ろすのを手伝っていただけませんか?」

私はエデルの使者と兵士たちの真後ろにある先頭の荷馬車を指さした。

「え!?」

「な、何だって!?」

「馬車って……この馬車のことか!?」

驚いたのは使者と兵士たちだ。

彼らは自分たちが馬車に何を積んだのか、何も知らない。恐らく積まれた荷物は全て私のドレスやアクセサリーの類だと思っていたに違いない。

現に回帰前の私が馬車に積ませたのはドレスにアクセサリーばかりだった。

そして『アムル』の村に立ち寄った際、飢えた村人たちに馬車の荷物を荒らされて中身が全てドレスにアクセサリーだということを知った村人たちは私に激怒したのだ。

食糧難で苦しむ我らに何もせず、贅沢品に溺れる悪女とののしられたのだから。

「おい、本当に俺たちにあの荷馬車の荷物を降ろさせようっていうのか? あの荷物は姫さんの大切な私物が入っているんじゃないのか?」

スヴェンが尋ねてきた。

「ええ、本当です。かなりの量の荷物が入っているので、皆さんで手分けして運び出してもらいたいのです」

「へぇ~姫さん。中々面白いことを言うじゃないか?」

ニヤリと笑うスヴェン。

「そう? ありがとう。それより早く荷物を出してくれる?」

「ああ、いいぜ。つまり……あの荷馬車の荷物が俺たちへの贖罪の品ってことだろう?」

「ええ、
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